長い長い愚痴。

実家の母が入院している。横浜の済生会病院だ。

 

先月のＳＢＴＣのツーリングの日に、電話が来た。

もう、玄関先で、出発しようと準備を整え、あとは靴を履くばかり、という時だ。

 

朝方、苦しいというので病院へ運んだ。

いま、ＩＣＵ（？）にはいってる。入院することになると思う。

たぶん心臓？今すぐ、命にかかわるほどではない様子だが・・・。

等々・・・。

 

今から遊びに行くところ、とは言えなかったが、「了解」とだけ答えた。

 

ツーリングはタンデム参加。

楽しかったが、どこか上の空な時もあり。

たぶん付き添っていても何もできずに煮詰まる自分が丸見えで。

逃避・・・っていうのかな。

 

帰ってから、日を改めて、お見舞に行った。

母は、一瞬泣きそうな顔をしたが、ダイジョウブそうな顔をして見せた。

 

毎晩大酒飲んでいた（はず）のに、救急の問診で「ここ二ヶ月一滴も飲んでいない」と言い放って、速攻父と弟に突っ込まれたらしい（苦笑）

この程度の嘘はかわいいとおもって見逃すとしようか・・・。

 

自分で健康管理できるはずなのにしない。

そういうところが嫌い。

たいていは、みんなそうだけれど。

自分でコレでいいと思っているからしないだけなんだろうけれど。

 

自分を大切にすることは、自分を愛してくれている人の幸せにもつながるって、どうしてわかんないのかなぁ・・・。

心配させないように、とか迷惑かけるから・・とか、もっともらしいこと並べ立てる前に、自分を自分で大事にしようよ。

やらないだけでしょ。

 

あたしなんてどうなったっていい。

いつ死んじゃったっていい。

長生きなんて、したくないね。

 

 

そんな台詞、よく聞いてきた。

お母さん、アナタの口から。

だけど、死にそうになったら、治療受けてんじゃん。

生きていけるように、これからのこと、医者の言うこと守るんでしょ？

結局、生きる気あんでしょ？

薬を飲むってことはさ、

治療を受けるって事はさ、

まっとうに死ぬまで（お迎えが来るまで）

あたしはちゃんと生きて行きますってことでしょ？

 

もっと昔から、自分大事にしてほしかったよ。

 

これからもね。

神様がくれた自分の体、使えるものは、使う。

読める文字は、読む。

目だって耳だって、言葉を話す力だって、きちんと持っているのに。

ｘｘだからできない、無理だ、ナントカだ・・・いいわけばかり。

かと思えば。

できる人をうらやんだり、ねたんだり。

自分でできることから、やればいいんだよ。

比べることなんか、ない。

 

できること、いっぱいあるじゃん。

同じ病室で、自分より不自由な人の介助、してあげてたよね、お母さん。

元気なくしたお友達に、いつも電話してはげましてあげたり、

弱った動物や植物を助けてあげたり。

いろんな素敵なこと、すごいこと、できてるのに、ね。

 

人生なんて、授かりもので、いつまであるかわかんないんだからさ。

 

自分ていう命を、もっと愛でて生きようよ。

コメント 6

失くして初めてわかる・・・のかもしれないですよね。
私も、母が視覚障害者の認定をいただいてから、「見える」ことが
当たり前ではないのだと、痛感しました。
最初はいちばん下のランクでしたが、今ではそこからふたつもランクアップし
障害の程度が進行しています。
たぶん、見える範囲も俄然狭くなっているのだと思います。
それでも、外出したり、お料理したりすることを楽しいと思ってくれる限り
私にできることは・・・サポートしてあげたいと思っています。
きっとお母様も・・・いろいろ考えておいでだと思いますよ。
そして、ねこにんさんも。
お母様が早く元気になられるよう、お祈りしてます・・・
by (2006-09-25 20:34) 

tora-hisaさん、こんにちは。
コメントありがとうゴザイマス♪
いろいろありつつ、本人が人生をどう楽しもうかと思っていることがミソで、
周りがどうこうしても、うまくいかないこともあるもんです・・。
お互い、人生を楽しみましょうね！
by ねこにん (2006-09-28 00:40) 

ねこにんさん
母親というものは、娘にとって厄介です。
実の親子だから、母親は娘の傷つくことを平気で言う。
嫁には気を使い、娘には好き勝手に傷つけていることを言う。
それを親が甘えているのよーという人もいるけど、
とっても耐えられない娘が私です。
親は選べないけど、運命として受け入れることも
もう止めて良いのでは？
そう思いながら、つい「思いやってしまう」私もいます。
やだやだ！
by ベテイ (2006-10-08 21:57) 

ねこにんさんこんばんは、小牧ではお世話になりました。
ほんとネコのヒトなんだな～ってほほえましく思いながら帰り道を歩いてましたが、そうですか、そんな事情があったのですね。でもねこにんさんは本当にお母さんをよく見てますね、良いところも悪いところも、愛情があるからですよね、本当に嫌だったらほっぽりだしてしまえばいいんだから…
各云う私も先月母に倒れられて、自分の無力さに肝を舐める思いでした…おかげさまで今は回復してますけど。。。
by (2006-10-11 01:28) 

うちの実家の母は幸い健康ではありますが、パソコンできないと言っては泣き言の電話をしてきます。ベティさんの書いてられるとおり、傷つくことを平気で言います。都合が悪くなると自分は年寄りだと言い訳するクセに、調子のいい時は若者顔負けの勢いです。私もそうなるのかな〜GUSOKUのお嫁さんに迷惑かけないかな･･･母とは性格が似てるのでちょっと今から心配です。
ねこにんさんのお母さまが早く元気になられますように。ねこにんさんも看病疲れしないでくださいね。
by barbie (2006-10-16 16:26) 

初めまして。
ラスさんの所へ時々お邪魔して、ツーリングの記事を羨ましく拝見しています。
他のページも読みました。
コメントがここなら受け付けて頂けるので、ここへコメント残します。
お母様のお話、、、親子だからとべたべたした関係ばかりではないですよね。私もちょっと思い当たるなあ～。

素敵な文章を書かれるんですね。　伝えたい言葉が　柔らかく落ちてきます。
内容は違いますが、中島みゆきさんの「ファイト」のメロディーが浮かんできました。　
別記事の事ですが、あえてコメントを受け付けないでみえるのに、ごめんなさい。夫婦は不思議な繋がりですね。
by ram (2007-01-30 07:14)